入会案内>川崎パソコンサポートボランティアとの出会い
川崎パソコンサポートボランティアとの出会い
私が初めてIT機器に接したのは、今から15年くらい前になります。
川崎市盲人図書館で、音声ワープロNRCD-PENというソフトでした。
私は小さい時からの点字ユーザーなので、字を間違えた時に、消しゴムでさっさという具合には行かず、点字が消えるまでせっせと擦らなければなりません。更に挿入や削除などは論外です。
音声ワープロは、そんな私の点字ライフを一変させました。
しかし、
そのころの私はパソコンについては何も知りませんでしたし、機械音痴の私には縁のないことと思い込んでいました。ですから、男の友人がMS-DOSだとか、NEC9800だとか、何やら分らぬ外国語を話していても、「なんのこっちゃ、そのなんたらいうのは?」というくらいにしか聞いていなかったのです。
そして、いよいよ運命の1999年がやって来ました。
Eメールやホームページの事をちらほら聞く様になったのです。
健常者とメールの交換ができる?ホームページで電車の時刻表が見られる?
点字図書館の目録が調べられる?
インターネットで買い物ができる?
な、なんと!!!ほんとにそんな事ができるの?私にだってできるというの?
「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の損」
よおし、やってみるかあ。
友達が教えてやるよと言ってくれたのを幸い、何にも知らないのにいきなりパソコンを買ってしまったのでした。
ところが、ところがです。
PCというのは、他の家電の様に、スイッチオンでぱっと動いてはくれないことが分り、尚かつ友達はマウスユーザーで、スクリーンリーダー(*1)についてはほとんど何にも知らない人だったのです。
私は途方に暮れました。恐ろしくて電源に触れることもできません。
さあ、どうしよう?困った、困った。
そんな時、日本点字図書館のテープ雑誌で、パソコンボランティアの事を耳にしたのです。
おおーー!!!救世主来る!!!
私は早速日本障害者協議会に電話をしました。
「SOS! SOS!」
こうして、川崎PSVを知る事となりました。
電話から僅か1週間後、私の家までサポートに来ていただけたのです。
易しく丁寧にPCの起動と終了からワープロの使い方まで、たった数時間の間に教えていただきました。
機械音痴の私ですから、サポートの一部始終をテープに録音したいとお願いしたところ、快く承諾してくださいました。
その後、約1年間、折りに触れていろいろなサポートをお願いしました。
こうして、私の夢だった健常者との手紙のやり取りがEメールでできるようになり、ホームページの閲覧で様々なお役立ち情報を得られたばかりでなく、メールでお願いすることによって、デパートやスーパーでのお買い物サポートを受けたり、スキー場での誘導などもしてもらえる様になったのです。
今ではPCに触らない日はありません。
訳の分らないただの機械が、私の社会生活を大きく変え、なくてはならない大切な身内になりました。
*1:スクリーンリーダー
視覚障害者が画面の情報を得るために、使用するソフトウェア。
Windowsのメニューや入力内容などを音声で読み上げる。
|